前立腺肥大症とは
前立腺とは、男性だけにある生殖器官の一部です。親指と人差し指で輪を作ったぐらいの大きさをしています。
前立腺は、膀胱の出口から尿道にかけて尿道をとり囲んでいる栗の実の形をした臓器です。前立腺は、前後を骨盤の一部である恥骨と直腸に挟まれています。
前立腺は、精液の一部を作る、尿を漏らさないようにする、精液が膀胱へ逆流しないようにするなどの働きをしています。
前立腺は、前立腺肥大症や前立腺がんなどの病気でよく知られています。
さて、前立腺肥大症とは、前立腺が肥大して尿道を圧迫するために、尿道が狭くなって排尿障害などを起こす病気です。55歳以上の男性の5人に1人は前立腺肥大症であるとの報告もなされている高齢の男性がかかる病気です。年々患者は増えています。
排尿障害には、排尿困難(排尿遅延)と夜間頻尿があります。
排尿困難(排尿遅延)には、排尿までに時間がかかる場合と、排尿し始めてから終わるまでに時間のかかる場合があります。両方の症状の時もあります。
夜間頻尿ですが、夜間に1〜2回程度を超え、3〜4回程度の排尿になると問題があると考えられます。
また、前立腺が肥大し尿道が圧迫されると、尿ができらず残尿感が生じるようになります。
さらに、おしっこの勢いが弱まる(尿勢低下)、おなかに力を入れないとおしっこが出ない(腹圧排尿)、おしっこが途中で出なくなる(尿線途絶)などの症状が生じます。
また、尿路の流れが滞ると細菌感染が起こりやすくなります。前立腺肥大症に加え、細菌感染による膀胱炎を併発すると、前立腺肥大症の症状がさらに悪化します。
この前立腺肥大症が進むと残尿が増加する関係上、尿がもれることがあります。さらに、尿が全くでなくなります。
このような状態が続くと、暴行の上部器官である腎臓に影響が及び腎不全状態になることもあります。さらに、尿毒症を引き起こし、命にかかわる状態になることがあります。
上記のような症状があると前立腺肥大症の恐れがあるので早急に医師の診察をうけることが大切です。